Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

Leggi 夜明け前 (よあけまえ) di 島崎 藤村 (しまざきとうそん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 105.172 caratteri · 206 schermate

Aozora Bunko

が都督になったほどであったとか。近衛兵の年限も定まって一般徴兵の制による事と決してからは、長州以外の二藩の兵は非常に不快の念を抱いた。ことに徴兵主義に最も不満なものは桐野利秋であったという。西の勝利者、ないし征服者の不平不満は、朝鮮問題を待つまでもなく、早くも東北戦争以後の社会に胚胎していた。

そこへ外国交渉のたどたどしさと、当時の朝鮮方面よりする東洋の不安だ。いわゆる壮兵主義を抱く豪傑連の中には、あわただしい世態風俗の移り変わりを見て、追い追いの文明開化の風の吹き回しから人心うたた浮薄に流れて来たとの慨きを抱き、はなはだしきは楠公を権助に比するほどの偶像破壊者があらわれるに至ったと考え、かかる天下柔弱軽佻の気風を一変して、国勢の衰えを回復し諸外国の覬覦を絶たねばならないとの意見を持つものがあるようになった。古今内外の歴史を見渡して、外は外国に侮られ、内は敵愾の気を失い、人心は惰弱に風俗は日々頽廃しつつあるような危殆きわまる国家は、これを救うに武の道をもってするのほか、決して他の術がないとは、それらの人たちが抱いて来た社会改革の意見であった。それには文武共に今日改造の途上にあることを一応考慮しないではないが、ひとまず文教をあと回しにする、この際は断然武政を布いて国家の独立を全うするためには外国と一戦する