Classici giapponesi con furigana
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おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
Leggi 大江戸黄金狂 (おおえどおうごんきょう) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.754 caratteri · 53 schermate
「――――」
「お滝姐さんは賢こいようでも人が好いから、俺の考え通りに仕事を運んでくれた。この山におびき寄せて、七人が互に殺し合うように仕向け、あとで七万両を俺がさらって行く積りさ――、七枚の絵図面が無きゃ、俺だってこの穴は解らない、だから、お滝姐御のところに絵図面を集めてやって、その坊主に絵解きをさせたんだ、――穴の入口を開けるのは難しいが、穴の天井には、息抜の小さい穴があると言い伝えられて居るから、お前達が此処へ入るのを見定めると、俺は外から廻って息抜を捜したんだ、四辺が暗いもの、足の下から灯が射すところを捜し出すのは、わけの無い仕事だぜ――どっこい、飛び付こうたって無理だ、下から此処まで三間以上ある上、岩の出来が馬鹿に頑丈だ」
海道丸の言い草は冷酷で高慢でした。
「己れッ」
我慢のなり兼ねた山浦丈太郎、入口から飛び出そうとしましたが、何時の間にやら龕灯返しは外から鎖して、岩の扉の外に、先刻の石をしっかり積んでしまった様子です。
「ハッハッハッ。駄目だよ、其処から外へ出られるものか、三十人ぐらいかかって、三日も押したら開くかも知れないが――」
海道丸は、顔を歪めて面白そうに笑うのです。