Classici giapponesi con furigana
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
Leggi 大空魔艦 (たいくうまかん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 31.098 caratteri · 63 schermate
そのうちにもう一人がもってきた袋のようなものの中に、丁坊のからだはすぽりと入れられてしまった。その袋は丁坊の首のところでぎゅーとバンドがしまるようになっていた。
二人の怪しい男は、防毒面の硝子ごしに、にやりと笑ったようである。
それから二人は、丁坊を入れた毛皮の袋を両方からかついで、飛行機の外にはこびだした。
一体どうなることだろう。
丁坊の運命はいまや、あやしいみちをとおっている。
やがて丁坊の入った袋は氷上にどしんとおかれた。
すると左右から、いずれも怪しい服をつけた人間が十四五人あつまってきて、丁坊をまんなかにぐるりとまわりをとりまいてしまった。
危き一命
毛皮の袋の中に入れられ、首だけちょこんと外に出している丁坊を、ぐるりと取巻いた十四五名の防毒面の怪漢たちは、丁坊を指しながらなにごとか分らぬ国のことばで、べちゃくちゃと喋っていた。
「なんだ。なにを騒いでいるのだろう。ははあ! 僕をどう始末しようかと相談しているらしいぞ」
丁坊は、怪漢たちの心の中をそういう風に察した。
そして、どうなるのだろうと成ゆきをみていた。はたして、しばらくすると、その中の一名が、ほかの人をおしのけて、丁坊のまえにつかつかと出てきた。