Classici giapponesi con furigana
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
Leggi 大空魔艦 (たいくうまかん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 31.098 caratteri · 63 schermate
だから飛行機さえ持っていれば、極地をかんたんに飛びこえられると思うのは間違いである。わかるだろうね、丁坊」
「ええ、分りますとも」
「例の国籍不明の団体は、空魔艦によってこの北極にのりこみ、いろいろと研究を始めているらしい。その研究も、なかなか油断のならぬ研究であることは、空魔艦がときどき日本内地の上空に現れることからも察しられる」
「そうですとも。僕なんかも、東京に住んでいたのにとつぜん空魔艦にさらわれたんですものねえ」
「うん、そこだ。空魔艦団なるものは、明らかに日本を狙っているのだ。日本に対しどういうことをしようと思っているのか、それはまだはっきり分らないけれど、この際、それを知って置かねば日本国民は枕を高くして安心して寝てはいられない。われわれが若鷹丸に乗ってこんな大冒険をしてまでここへやってきたのもそれを突きとめるためだ」
と語る隊長大月大佐の言葉は、火のように熱してきた。
死か突撃か
「――ところが残念にも、われわれの仕事は途中で折れてしまった。若鷹丸は、まず氷にとじこめられ、次に沈没してしまった。われわれはこれ以上前進しようと思っても、もう足の用をするものがないのだ。