Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Leggi 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 178.374 caratteri · 345 schermate
トカク、これは難物だから、後廻し、後廻し。
絵かきの方は、昔から相場附けがほぼきまっているから、これはわりあいに手なずけ易いが、文書きの方はトカク店が新しいだけに、品がややこしくていけねえ。
絵かきが五十八人もいるのに、文書きが十人じゃああたじけねえ、とムクれる奴には、刺身のツマとしてお下りをあてがって置いたが、このごろ、木口勘兵衛尉源丁馬と、金茶金十郎とを入れろ、ぜっぴと言って推薦して来た奴があるが、こいつは鐚も買えねえよ。
金茶や木口は、武芸もやっぱり芸のうちだから芸娼院へ入れろ、刺身のツマでもいいから入れろ、と捻じ込んで来ているのだが、どうも、さしも悪食のビタにも、こいつはちっと買えねえよ。
なるほど、武芸も芸には違いないが、あいつらの芸は下町の芸で、デモ倉流盛んな時はデモ倉流、プロ亀派が景気のいい時はプロ亀派、勤王がよければ勤王、佐幕がよければ佐幕で、風向き次第、どっちでも御用をつとめる大道武芸者だから、本当の芸人の中へは加えられねえ、大道芸人の方では、あいつらが大御所面で納まっているけれども、公儀には柳生流というお留流儀もあれば、実力第一小野派一刀流という、れっきとしたのがある、木口や金茶の大御所流を入れることは、三下奴ならば知らぬこと、ビタちゃんとしてはいささか気がさすねえ、なあに、御祐筆の