Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

Leggi 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 368.567 caratteri · 720 schermate

Aozora Bunko

「どうだ、これで実証が出来たからひとつ、下りてみようではないか」

「いやいや、あんな奴の通った路や、汚した滝壺なんぞ、見たくも無え……」

噛んで吐き出すように丸山がいう。

「白骨で聞いた尺八と、あの神主めの面を見ると、生命を削られるようだ」

仏頂寺が、踏んで蹴飛ばすように言う。それを兵馬は笑止げに、

「いや両君、君たち、もう少し深くつきあって見給え、あの神主はいい人間だよ、行ばかりじゃない、なかなか人間味もあってね。世間も渡っているから、諸国の地理、人情、風俗にわたっていること驚くばかりだ――それで言うことが徹底して、往々聖人のいうようなことを言い出すよ――白骨であの神主に逢ったことが、拙者の今度の旅の、第一の獲物であったかも知れない」

「ペッ、ペッ、ペッ」

「ペッ、ペッ、ペッ」

仏頂寺と丸山は、兵馬の神主讃美の言葉を聞くさえ、堪えられぬもののように、再び嘔吐を催すのを、ペッ、ペッと唾を吐いて、ごまかすと共に、充分に軽蔑の意を表し、併せて、兵馬に、もうこれ以上説くな、聞いていられない、という表情をする。

いよいよ、笑止千万に感ずる兵馬。

その時、仏頂寺が急に思い立ったように、