Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Leggi 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 368.567 caratteri · 720 schermate
その場合、甚だ窮屈と不釣合いとを忍んで、相変らず般若の面は放さないのです。
参ろうや、参ろうや、ハライソの寺に参ろうや、ハライソの寺とは申すれど、広い寺とは申すれど、狭い広いはわが胸にあり
と、いいかげんな節をつけて、お能がかりにうたい出すと、手をのばして般若の面を扇子のように抱え込み、三番叟を舞うような身ぶりで舞いはじめました。
それが済むと、ガラリと変った烈しい身ぶりになって、
ハライソ、ハライソ、サンタマリヤ
ハライソ、ハライソ、サンタマリヤ
これが踊りといえるか知らん、単に身体の躍動だけに過ぎないのでしょう。
でも曲折に巧妙な点はある。左の手は面をかかえ込んで、自由が利かないものですから、右の手を高く上げたり、裏返したり、また体をクルリと後ろへ向けたりするところなんぞに、いかにもいい形を見せることがあります。
伴奏としては、ハライソ、ハライソ、サンタマリヤを、単純に繰返すことだけに過ぎないが、興に乗って、身ぶり、足どりが烈しくなるほど面白い形を見せて、砂の上のしめりを含んで和らかいところを、縦横無尽に踊って踊りぬいて、自分ながら加速度に興が加わるのを禁ずることができないようです。