Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Leggi 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 185.112 caratteri · 362 schermate
紙に包んだ金何疋のお初穂が山のように積まれました。
多分、江戸から来た物好きがしたことでしょう。白の襦袢に白の鉢巻の揃いで繰り込んで来た一隊が、鐘や太鼓で盛んに「えいじゃないか」を踊ります。
「一杯飲んでも、えいじゃないか、えいじゃないか」
神前のお神酒をかかえ出して、自らも飲み、人にもすすめながら踊りました。
小金ヶ原の真中へ町が立ちます。物を売る店が軒を並べました。
毎夜、一旦、ここへ集まって踊りの音頭を揃えた連中が、散々に踊り抜いて、おのおのその土地土地へ踊りながら帰る。水戸様街道を東へ踊り行くもの、松戸から千住をかけて江戸方面へ流れ込むもの、北は筑波根へ向って急ぐ者、南は千葉佐倉をめざして崩れて行くもの、それに沿道に残されたものが参加して踊って行くから、大河の流れのように末へ行くほど流れが太くなるのはあたりまえです。
その中心地、小金ヶ原へ一夜のうちに出来た仮宮の宮柱も、みるみる太くなりました。いつ任命されたものか、もうそこに一癖ありげな神主が、烏帽子直垂で納まっております。
なるほど、この神主は一癖も二癖もありげで、ただ宮居の中に納まっているのみでなく、笏を振って手下の者を差図し、奉納の鏡餅は鏡餅、お賽銭はお賽銭で恭しげに処分をさせる。