Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Leggi 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 185.112 caratteri · 362 schermate
、見ても聞いてもいられねえ、お目にかかって御意見を申し上げようと思っているのだ」
がんりきはこう言って歩き出したから、お角も仕方がなしに傘をさしかけて、二人は相合傘の形で柳橋を渡りました。
がんりきからこう言ってせがまれると、お角も困じ果ててしまいます。
無論、いいかげんのお座なりでごまかし了せる相手ではなし、そうかと言って、駒井甚三郎に引合わせようなどは以てのほかです。会わせないと言えば、こだわりをつけるに相違ない。お角も、この男にだけは尻尾を押えられていると見えて、しょうことなしに相合傘で歩き出してはみたものの、橋を渡りきってしまえば甚三郎の宿は近いのですから、先へ進む気になれません。
「行っても仕方がないから帰りましょうよ、小屋へ帰って、ゆっくり話をしようじゃありませんか」
こう言って賺してみたけれども、無論おいそれと応ずる男ではありません。
そこで二人は、橋の欄干に添うて、押問答をしておりました。
この時、他の一方の橋の袂から、また一組の相合傘が現われました。その相合傘は、こちらの相合傘とはだいぶ趣を異にしています。こちらは蛇の目の傘であるのに、あちらのは買立ての番傘でありました。