Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
。進んで道場荒しをして、我を売らんとするほどの野心はないが、来って触れる者を驚かすには充分である。槍を持たせればこの男は、たしかに眼中人が無くなって、自分の天分以外の達人は有りとも、自分の天分以上のものは無いと信じて疑わない。系統格法は論外に置いて、物があらば必ず突き留め得るものと信じて疑わないところに、この男の破天荒な勇気がきざして来るのであります。我を知るものは必ずや敵を知って、彼はこの勇気を思慮なく濫用するということはありません。
わからなくなったのは、大道へ武士の魂を抛り出して、飲代にでもありつこうとする代物のことだから、恫喝は利いても、腕は知れたものだろうとの予想が外れて、悠然として此方のかかるのを待っている体は、やはり米友その者を知らないから、ちょっとばかり腕に覚えのある馬鹿者が、誰かにオダてられて来たのだろうと、多分、先方はその辺に見くびりをつけたのでしょう。それとも事実腕のある大男の剛の者か。そこで、米友はわからなくなったけれども、敢て自分の自信を傷つけられたというわけでもありません。
その呼吸を見て取った武士たるものは、
「待ち給え」