Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
とうとう帝のお召しをわすれてしまったという奴がある……ところでまた、おれの先祖には、お百姓の病気を癒しても十八文、二代将軍の病気を癒しても十八文しきゃ薬礼を取らなかった奴がある」
といい出すと、気の早いデモ倉が、
「取れる奴からはウンと取って、ちっとはこっちへ廻してくれたらよかりそうなものだ、よけいな遠慮じゃねえか」
この差出口には道庵先生がハタと怒って、
「馬鹿野郎」
と一喝を食わしたが、急に我と我が唇のあたりをつねって、
「それがいけねえのだ、この口が……ところで、よく考えてごらん、病人と、医者と、薬はついて離れねえものだ、病人がなければ医者はいらねえ、病人があり、医者があっても、薬がなければ飲ませることもできねえ、つけてやることもできねえ」
「先生! 馬鹿につける薬はねえっていいますぜ」
「デモ倉様、お前、今日はまあ少し黙っていておくれよ、おれも今日はしらふで話してるんだからな」
さすがの道庵も、デモ倉のやかましいのに我を折って妥協を申し入れると、デモ倉もやむなく沈黙しました。
「さて皆様、よくお聞き下さりましょう、ただいまも申し上げた通り、病人と、医者と、薬の三つは、切っても切れぬもので、つまりこれが三位一体というやつ……それで病気というやつは、とりついたが最後、貴賤上下の隔てはねえ、北辰位高くして百官雲の如く