Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
遠くの銃声。小銃の流れ弾が飛んで来て桜の花をバラバラと散らして、柵の青竹にでも当ったのかカチカチッ! と冴えた音立てる。遊五はオウと言って振返って桜の散っているのを見、草鞋のひもを締め終って、揚幕の方へ駈け出しかける。そこへ揚幕からタタッと走り出して来る男。行商人と飛脚の合の子みたいな装をして息せき切っている。
遊五 だ、誰だっ!(認めて)おお、あんたは水戸へ行った早田さんじゃありませんかっ! 藩の方はどうでした?
早田 佐分利君か! いやあっちも面白くなって来たぞ、奸党諸生組の朝日奈、佐藤、市川以下が正義党のことをお上に讒訴するために江戸本邸に去って以来、水戸は正義党の天下だ。気勢が挙っているぞ。然し、お上は例の通り煮え切らないでいるし、奸党には幕府が付いている。所詮は幕府の尻押しで正義党を押えにかかるは必定、焦眉に迫っている。既に時日の問題だ。武田先生、岡田先生以下の諸氏も共に起たれるぞっ! 僕は岡田先生の使いで来たのだっ! 水木、加多、その他の先輩は山上か? 屯所は? 本隊は?
遊五 そうです。それは痛快だ! 三木さんが第一屯所に来ていられるが、寄らないでドンドン行ってくれ。