Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate

Aozora Bunko

仙太 待った、あんたも余計なことを言ったものだ。……天下無辜の者の味方だなんぞと、いつも相変らずの大束をきめ込みなさるが、段々見ているてえと俺にあ、そうとばかりは見えねえがねえ。こいつは真面目を話だけれど、どうだろう? 天下のこと天下のことと口では言っても近頃の皆さんのなされ方あ、水戸城内がどうしたの、江戸の藩邸がこうしたのと、まるきり藩の内々の内輪喧嘩ばかりに身を入れていなさるように思えるが? 第一、勘定に入れていた長州も因州も別に軍を始めはしねえと言うじゃありませんか? 天下のことばかりで好い気持になっている時じゃあるめえと思うんだが。……怒っちゃいけねえ、俺達げすの考えることなんだから。

隊一 そうか、ふん。……気に喰わなければ脱走して行け。貴公、命が惜しくなったのだ。

仙太 俺が? 冗談言っちゃいけねえ。それくらいなら初めっから来やしねえ。どう間違ったってこんなヤクザの体一匹投げ出しぁ、それで済まあね。俺の言っているのは、沢山の人様のことだ。フラフラッと人気にくっついて此方へ来る連中は、またフラフラッと向うへ行っちまう連中だ。あんた方ぁ、天下何とかで民百姓貧乏人のことばかりに肩を入れて考えて下すっているのあ、ありがてえ、がだ、俺達の頼りにするのは貧乏人だけど、また、これで、何が頼りにならねえと言って