Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
甚伍左は無言で時々腰を浮かしたりしてハラハラしている。
井上 ……今更、今更、子供をだますようなことを言われなっ! 水戸が如何に時世に不敏なりとは申せ、まった、拙者不学といえども、それくらいのことはとくに存じ居る。去年貴藩において外国軍艦を砲撃されたことも、薩州の英艦撃退のことも知っておる! それは振りかかった火の粉を払ったまでの話。
兵藤 なにっ! 振りかかった火の粉を払ったまでの話だと? それを正気で言うのか、貴公?
井上 よしんば、それだけの志有ってのこととしても、今日においては薩長会津三藩のみでなく拙藩を初め土州、因州その他大義に志を抱く藩は多数これあり! これらが小異を捨てて大同に就き連合してことに当れば、とは既に五年も六年もの前から小児でさえ考えなかった者はないのだ! それを今更貴公の口から、さかしら立てて聞かしてもらうのは、あまりと言えば白々し過ぎると言うのだ! それは、命旦夕に迫った病人、それも薬と言う薬を試みても甲斐のなかった重病人に、今更になって飴をなめさせて治せと申すのと同断! 人を馬鹿に扱うのはよい加減にされっ!
兵藤 馬鹿に扱ったと? 拙者が貴公をか?