Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
水木 もう言うなっ!(下の方を見て)おお、来た! いやならば止せと、初めから言っている。尊公には永いなじみの者だから、と初手から言ってあるではないか!
加多 そうだ。わかっている。永いなじみの者だから、どうせ誰かにやられるものならば、いっそ拙者の手でと思った。……今でもそう思っている。ここへも拙者一人でよいと言ったではありませんか!
水木 フン、逃がすつもりであろう?
加多 逃がす? ……(間)さような……。
水木 ならば、一人でやって見るか? どうだ? 来た! シッ!(二人黙る)
間。……右手から仙太郎が出て来る。戦い疲れ、着物なども破れたりしているし、それに弾傷を負っている左の腕を、血でよごれた手拭いで頸から釣っている。空腹と疲労のために青ざめた顔をして、右手で刀を杖に突いている。
仙太 (黙って自分を睨んでいる水木に)ああ水木先生、何か御用で? なに、今井さんが先生が此方で呼んでいらっしゃるからって言ってね。……加多さんも居なすったのか。久しぶりだねえ、加多さん、ズーッとかけ違っていて、考えて見ると、部田野村から館山へかけて行く時にチラッとお目にかかった時以来だ。