Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
袴 (水田の者達はホントに少し腹を立てている)おい! お前達、僕等に敵意でも抱いているのか? 返事だけでもすればよいではないか? 急いでいるのだ! これでもわからんければ……! いや、おい何とか言え。第一その仙太郎老がこの辺に住み百姓をやっているということは、小さい時からその仙太郎老のために育ててもらった、言わば養子の一人だ、目下自由党に加盟して働いている真壁虎雄君から聞いて来たんだから、確かな話だ。
それを聞くや、えっ、と驚いたらしい声がして、稲の間に瀧三が頭をあげる。
瀧三 真壁虎雄?……自由党に?
着流 真壁を知っているのか? では――。
瀧三 いんや、……その……(と躊躇して、少し離れた所で泥掻きをはじめた百姓の方を振返ってモジモジしている)知っちゃいねえ。知っちゃいねえけんど……その、仙太郎を捜してあんた方頼みたいと言うは、何かね?
袴 何かお前知っているらしいな。よし、それでは言おう、頼みたいというのは沢山あるが、第一にわれわれが山の方へ入るに就て、人数が手薄なのでこの辺の村から、われわれと行を共にしてくれる元気な青年を加えたい、それと、兵糧のこと、これらの件に就て、郷党の間に信頼されている立派な口利きが欲しい、それで是非その斬られの仙太郎さんに出馬してもらいたいのだ。