Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
後のタタリがなあ。
仙太 後のことは私一身に引受けて御迷惑は決して掛けねえつもりでえす。お願えで!
百姓達、仙太の血相に気押されてジリジリ後に退る。
百姓一 ……つもりはそのつもりでもなあ。
仙太 (涙と汗と砂ぼこりによごれた顔を初めて上げて皆を見渡して)……皆様もやっぱりお百姓衆とお見受け申しまする。御支配こそ違え、私も百姓でごぜます。兄仙右衛門も百姓でごぜます。百姓の心持を知っていただけまするのは百姓御一統ばかりでごぜます。兄がお上様に向い不都合のこといたしましたのは、自分一人のためを思うて致したことでありましねえで。せまくは加々見様御支配領内百姓一統、引いては近隣の旗本御領地内百姓衆皆様の上を思うて、少しでも善かれと思うて致しましたことでええす。皆様お百姓衆とお見受けいたします。ここの所をお考え下せえまして、どうぞ御助けを! へい! この通りでごぜまする! お願え……。
迫って来る仙太の気持と言葉の鋭どさに殆んど縛られたようになって、進んで筆を取らうと言う者もなければ、立去りもかねている見物の百姓達。
鳥追 ……まあねえ、お気の毒な……。
仙太 へい、いいえ、気の毒なは私だけではありましねえで。