Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
真壁の仙太郎である。
間――。
右奥からザザッと音を立てて走り出て来る博徒甲。これはまた思いきりよく素裸、全身に刺青をしたやつに腹帯下帯だけで散らし髪、ドスは下緒で斜めに背中にくくりつけている。誰もいないと思って出て来たらしく、音に驚いて振向いた仙太の姿を一目見るや、ギョッと立止る。
甲 おおっ! やっこ、ここにいやぁがったな! さ、出せ、寺と場銭をスッカリ出せっ! お、俺ぁ、このほり物で見知っているだろう、場で中盆を預っていた葛西の新次だ、そいつを持って逃げられた日にゃ渡世の顔が立たねえのだ! さ、出せと言ったら黙って出せ!(仙太返事をせず)……出さねえな? バクチ打ちの作法も冥利も忘れた野郎だ、よしっ! 命ぁ貰ったから覚悟ぉしろっ!(と右肩越しにドスを抜くやバッと仙太の方へ斬り込みそうにするが、及び腰になって首を下げてすかして睨んでいる仙太の沈黙に気押されて、かえって一、二歩後すざりして、刀を上段に構え直す)……ウッ!
今度は再び中段に構え直す。直すや思い切って切先を少し下ろしてセキレイの尾のようにヒタヒタと上下に揺りながらツツツと二、三歩出て来る。