Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てんのう

天皇

蜷川 新

Leggi 天皇 (てんのう) di 蜷川 新 (にながわあらた) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.036 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

天武天皇がそれである。

天皇のなかには、道鏡と称する僧侶を寵愛し、醜聞を世につたえた人もある。天皇はいっさいをこの僧侶のために傾け、法皇の地位をあたえたばかりか、わが子を島流しにして、彼に天皇の位をゆずろうとしたのであった。天皇称徳(女帝)がそれである。醜悪かつ背徳の行為であった。

これらの史実は抹殺しえないのである。

グナイストは、伊藤博文や貞愛親王にプロシァの王室の歴史を説いて、日本人の参考に供したが、そのなかにはプロシァの国王フリードリッヒ四世が、貧しい一人のリンゴ売りの田舎娘を愛したために、宮廷は乱れ、人望を失った事実を、正直に述べている。グナイストにはまだ良心があった。

歴史は、事実そのものを示すことが、ぜったいの要件である。日本の明治以後の歴史家には、その点に、致命的な欠点がある。歴代の天皇は、いずれも例外なく聖王であったように書きたて、人民をあざむいていたのである。二千六百年祭のときには、それが露骨にあらわれた。外国の使臣や外国の記者は、おそらく日本人のこの虚偽を、憎悪したことであろう。

こうした民族の虚偽と不名誉を、洗いきよめることが、われら自由人の大きな義務である。