Classici giapponesi con furigana
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じょちゅうくん
女中訓
羽仁 もと子
Leggi 女中訓 (じょちゅうくん) di 羽仁 もと子 (はにもとこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.701 caratteri · 52 schermate
そのもやし具合、おこし具合で、少しの薪炭でもかえって火の力が強くもなり、またたくさんの薪炭をつかった割合に、一向火の力のきかないこともあります。
炭のおこし方くらい誰れだって知っているなどと、無雑作にいってのけられるものではありません。むかしのことわざにも、火を上手におこす女は、家持ちがよい女だといっています。火鉢や七輪に横にぎしぎしと炭をいれたり、お鍋の中をみると火の強いしるしの焦げつきが、どれにもついているようなことはないでしょうか。
湯をわかすくらいは、強火でわかしても、弱火でわかしても、なんの変わりもあるまいと思うかもしれませんが、弱火で煮えている湯で、お葉でもゆでてごらんなさい。あくもぬけず、きすくって食べられないというのを知っているでしょう。それかといって、強すぎる火でにえくりかえっているお湯でゆでてごらんなさい。むら煮えでこれもまたこまったものです。その上あまりの強火は鍋をわるくすること非常なものですから、気をつけなければなりません。
七輪に火をおこすのにも、竈に火をたくのにでも、炭や薪をぎしぎし詰めこんでは、押しつけられている薪は、ただくすぶるばかり、炭は自然に流れるばかりで、ほんとうの火力は出ないものです。