Classici giapponesi con furigana
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
Leggi 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) di 高見 順 (たかみじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.508 caratteri · 236 schermate
そりゃ面白いから。実に勇敢だったらしい。いい話を、そりゃフンダンに聞かせてくれますよ。もっとも、巧く持ちかけないと、――奴さんの機嫌のいい時をねらって、話をひき出すようにしないと、変った男だから、自分ではなかなかしゃべろうとしないですな。――腿ンところなんですね。それで帰されたんだが、――病院にずっといて、癒ったから家へ帰ったんだろうが。見たところなんでもないようで、やはりまだ舞台に立つと、――ながく立っていると、痛んでくるとか痺れてくるとか。で、まだ当分出られないと言っているが、本人の気持じゃ、もう漫才の舞台に出たくない、舞台はいやだ、そんな気持じゃないのかしら。といって、お好み焼屋のおやじで満足しているわけじゃないし……」
朝野は分厚いコップを口に当てた。
「芸人がいやになったんですかね」
私も、重たいコップを持ち上げ、コップの縁が、唇を当てるとへんに滑らかなのに気味の悪い想いをしながら、透明な強烈な液体を一口ふくむと、急いで水を飲んだ。
「そうじゃないんですよ」
と言って、朝野は、伸びた爪に黒いものをいっぱい溜めた、そしてこれも垢じみて汚い手の甲でベロベロと唇を拭って(――何か泡盛屋の酔いどれらしい、きたならしい感じだった。