Classici giapponesi con furigana
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ようかいがく
妖怪学
井上 円了
Leggi 妖怪学 (ようかいがく) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.416 caratteri · 117 schermate
また、人相見の書に、人面中、鼻を山とし、口を海と立つるゆえに、口と鼻との間のくぼみある筋は、これを山より海に通ずる溝と定む。その溝深きを吉相とす。なんとなれば、深ければ水の滞りなく流るるがごとく、人の一生の運もふさがることなかるべしとの意なりという。また人相家の言に、手を組む癖ある人は思いごとたえず、首を傾くる癖ある人はその心常に憂いありといい、また、人のもとへ談合に行く途中にて丸く全きものを見れば、頼みごと必ず成就し、欠けたるものを見れば、そのこと成就せずというの類、みな一方よりこれをみれば、思想連合上想起するものといわざるべからず。また、子の産せざるときに生まさするマジナイあり。その法、熊の手にて腹より腰をなで下ろすなり。これけだし、熊の力なれば必ず子の下ることを得べしとの連想によるものならん。また、土蔵の屋根の紋印に「水」の字をえがけるは、水よく火を消すの連想よりきたり、貸家の札を斜めにはるは、立たぬように祈るの意なり。
その他、夢につきて、悪夢を見れば善事あり、善夢を見れば悪事ありということ、たれびとも知るところなるが、これ思うに、昼と夜とは反対のものなるより、昼のことは夜に反し、夜のことは昼に反すと想せしより出でしにはあらざるか。