Classici giapponesi con furigana
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みょうなこ
妙な子
宮本 百合子
Leggi 妙な子 (みょうなこ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2425 caratteri · 5 schermate
神の心を満足させるような神の望んで居られる仕事をするのがとりもなおさず天職である」
そんならかたわでも馬鹿でもどしどし子さえうんでおけばそれでよいのか。若し世の中に事業をのこす事の出来る頭をもたない子を産んだらばその母は罪をおかしたものだと云われることが出来るかも知れない。
一番おしまいに私に答えてくれた母の言葉は、
「そんな事は世の中の人がいくら考えたってわからない事なんですもん。そんな事ばっかり考えて居れば気でもちがって華厳行になるよ。ほんとうに妙な子だ」と云うのであった。
私は椽がわからつきおとされたような気持でだまってしわの多くなった私の母のかおを見つめて居た。母は又、
「そんなこわいかおをして。ほんとにこまってしまう妙な子で」又妙な子と云った。
私は又娘にでも人の母にでも妻としての女にでもそれぞれこうであってほしいと云う心を持って居る。
娘は、いかにも娘らしい古風な島田にでも結うような娘ならば人から何か云われると耳たぶまで赤くしてたたみの目をかぞえながらこもったような声で返事をする。髪でも結ってくれるので満足して一通りの遊芸は心得て居て手の奇麗な目の細くて切れのいい唇もわりに厚くて小さく、手箱の中にあねさまの入って居るようなごく初心い娘がすき。