Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こどものすきなかみさま

子どものすきな神さま

新美 南吉

Leggi 子どものすきな神さま (こどものすきなかみさま) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 1115 caratteri · 3 schermate

Aozora Bunko

「兵隊ごっこしよう。」

「しようよ、しようよ。」

そうして、いちばんつよい子が大将になり、あとの十二人が兵隊になって、一列にならびました。

「きをつけッ。ばんごうッ。」

と大将がごうれいをかけました。

「一ッ。」

「二ッ。」

「三ッ。」

「四ッ。」

「五ッ。」

「六ッ。」

「七ッ。」

「八ッ。」

「九ッ。」

「十ッ。」

「十一ッ。」

「十二ッ。」

と十二人の兵隊がばんごうをいってしまいました。そのとき、だれのすがたもみえないのに、十二番目の子どものつぎで、

「十三ッ。」

といったものがありました。玉をころがすようなよい声でした。

その声をきくと子どもたちは、

「それ、そこだッ。神さまをつかまえろッ。」

といって、十二番目の子どものよこをとりまきました。

神さまはめんくらいました。いたずらな子どものことだから、つかまったらどんなめにあうかしれません。

ひとりのせいたかのっぽの子どものまたの下をくぐって、神さまは森へにげかえりました。けれど、あまりあわてたので靴をかたほう落としてきてしまいました。

子どもたちは雪の上から、まだあたたかい小さな赤い靴をひろいました。

「神さまはこんな小さな靴をはいてたんだね。