Classici giapponesi con furigana
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うちゅうせんたい
宇宙戦隊
海野 十三
Leggi 宇宙戦隊 (うちゅうせんたい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 77.201 caratteri · 155 schermate
だがこのとき、思いがけないことが起った。それは、その真赤な硬い藻を両手ですくいあげたその所員は、急に両手をふるわせ、悶絶してしまった。
そこで研究はそっちのけで、この所員にたいし、応急手当が加えられた。幸いに彼は間もなく息をふきかえしたが、その語るところによると、両手がち切れそうな苦痛を感じたという。彼には見せなかったが、繃帯で包まれた彼の両手は、大火傷をしたようにはれあがり、骨はぐにゃぐにゃになっていた。真赤な硬い藻が、おそるべき力をひめていることが、こうして発見されたのである。
「そうか。やっとわかった。この赤色藻こそ、ミミ族の正体だ」帆村はそう言って、解剖台から二三歩後へ下った。
「えっ、これがミミ族の正体だというと、どういうわけですか」
「つまり、ミミ族はやっぱり金属生物なんだよ。この赤い藻のように見えるのがそれだ。だがわれわれは、この珍しい金属については、はじめてお目にかかったわけで、これがなんという金属で、どんな性質を持ったものか、すこしも知らない。とにかくこんな金属は、今まで地球上になかったことはたしかだ。しかし少くとも、地球上で一番重いウランよりも、もっともっと重い元素でできていることはわかる。