Classici giapponesi con furigana
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あんごじんせいあんない
安吾人生案内
Leggi 安吾人生案内 (あんごじんせいあんない) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.288 caratteri · 26 schermate
私は人と相容れないどころか、相容れて困るぐらいかも知れない。そして私は昔から少数の目上の人に愛されたことなんか一度もありませんでしたよ。
しかし、これは桜井さんの目ガネちがいではありますまい。性格や身の上の公約数をさがして行くと、そうなるのが自然で、人生の指針が易断で間に合う人間にはそれで間に合うものであるし、桜井さんの公約数のだし方にはソツがなく、その限りに於て相当合理的で、易者としては一級の見巧者と申せよう。
はじめ記者がこの写真を持参した某易断所は、写真の易はダメだとお叱りを蒙ったそうであるが、おめず臆せず堂々とやってのけた桜井さんは、自信も立派だが、たしかに巧者でもある。
人と絶対に相容れない、とか、少数の目上には深く愛される、というのは易者の方では常套の言い方らしく、それがある種の人々には却ってピンとくるらしい様子がよく分るけれども、その云い方も易断の弱点の一ツであろう。こんな風に云うのは、どうだろう。
「己れを恃むのも結構だが、大きに怖れも知らなくちゃアいけねえな」
私は時々こんなことを云って若い人にイヤガラセを云ってやる。
「マジメにやれば誰かが見ていてくれるかも知れないが、能がなければ、マジメなほど救いがねえや。