Classici giapponesi con furigana
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あんごしんにほんふどき
安吾新日本風土記
Leggi 安吾新日本風土記 (あんごしんにほんふどき) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.916 caratteri · 46 schermate
そしてまた毒消し部落の男たちの悠々たる無能ぶりはこれまた私なぞの遠く及ばざる見上げた風格に富んでいた。
この村の鎮守様というのが村の風格によく合っていて面白い。鳥の子神社というのである。
「鳥の子、つまり卵だね」
と村長が云った。
「卵が神様ですか」
「祭っている神様はアマテラスオオミカミ」
村長の御返事は川の流れのようにサラサラしたものであった。そして彼は川が笑うようにアハアハアハとひとり笑った。
「しかし、なんだね。この村では鳥も卵も食べてはいけないとなっているね。旅先では料理の中にちょッと見た目には分らぬように鳥や卵を使っているのがあるね。それを食べてあとで気がつくと、村へ手紙がくるね。卵を知らずに食べたから罰が当らぬように神様にあやまってくれと云ってね。アハアハアハ」
私は鳥の子神社を見物に行った。この神社はこの地のお寺に比べれば大そう小さかった。社殿のキザハシに奉納の石の※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)がたくさん並んでいた。実物大の※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)だ。イケニエのように見えた。ガラス箱をかぶせると、料理屋のショーウィンドのようなものだ。