Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

Leggi 寄席囃子 正岡容寄席随筆集 (ずいひつ よせばやし) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.259 caratteri · 222 schermate

Aozora Bunko

『ロツパ自叙伝』が今手許にあると仔細にわかるのだが、あの本は戦災死した高篤三が死の直前たまたま私のところから持ち出していって、ついに彼と運命をともにしてしまったから判然としない。もっとも緑波君自身はこの旧著のことを言われるのがたいそう嫌いだから、私を通じて親しくなった高篤三といっしょにあの本が灰となったことは、かえって安心するかもしれない。

のちに私が大谷内越山翁に話術の教えを仰いだ時、中学校の英語の教師から講談界に身を投じて露伴の「五重塔」、紅葉の「金色夜叉」、鏡花の「註文帖」「高野聖」、風葉の「恋慕流し」、涙香の「幽霊塔」、綺堂の「木曾の旅人」(この間、六代目と花柳章太郎君が演った「影」の原話である)を自在に使駆して文芸講談のジャンルを開拓した同翁は、やはり世の中には次々と自分のやったことの後継者が出てくるものだと私の志している道をたいそうよろこばれたが、今日、東西の落語界には、私の側近から桃源亭花輔(今日の梅橋)、三笑亭夢楽、桂米朝君その他、文学徒の落語家が続出してきているし、私はいまだいまだあの頃の越山翁より十幾歳も若いが、今やほとんど同様の感慨に耽らざるを得ないのである。