Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
Leggi 寄席囃子 正岡容寄席随筆集 (ずいひつ よせばやし) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.259 caratteri · 222 schermate
「師匠、小林(三木助君の本姓)は」私が訊ねると、「坊ッちゃん……」とわざと目を細めながらこう呼んで笑って、二階の方を小首でしゃくりながら三木さんは、「まだ寝ンねですわ」と穏やかに眉をしかめた。この真夏のカンカン天気に、嘘にも内弟子が師匠より遅くそれも十時までも寝ているという法はない。その上、訊いて見ると夜も師匠よりは早く寝てしまうのだと言う。いよいよ私は恐縮し、たとえ昼寝をしてなりとも朝は師匠より早く、夜は師匠より遅く寝るべきであると、元来私の十五歳からの友だちだからさっそく三木男君を呼びつけて厳談に及ぶと、しばらく黙ってジーッと聞いていた同君、やがてのことにムックリあの白い兎に似た顔を持ち上げると、とたんに言ったね。
「いえ私ア昼寝もしているんで」
……じゃ、のべつたらに寝てるんだ。いまだいまだこのあとで、続けてその時述懐した彼の言い分がまたじつにおもしろいからついでに紹介してみよう。
曰く「それに私が師匠のところへ来たてには前の公園で共進会があってね、毎朝九時てぇときっとドカーンと大きな音をして花火が揚がったもんでびっくりして目がさめたんだけれど、あいにく共進会が先月でおしまいになっちまった。