Classici giapponesi con furigana
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とみおかせんせい
富岡先生
国木田 独歩
Leggi 富岡先生 (とみおかせんせい) di 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.282 caratteri · 31 schermate
「それは無益ませんでしたね、折角おいでになって」と校長はおずおずしながら言った。
先生の気焔は益々昂まって、例の昔日譚が出て、今の侯伯子男を片端から罵倒し初めたが、村長は折を見て辞し去った。校長は先生が喋舌り疲ぶれ酔い倒れるまで辛棒して気の的となっていた。帰える時梅子は玄関まで送って出たが校長何となくにこついていた。田甫道に出るや、彼はこの数日の重荷が急に軽くなったかのように、いそいそと路を歩いたが、我家に着くまで殆ど路をどう来たのか解らなんだ。
三
その翌々日の事であった、東京なる高山法学士から一通の書状が村長の許に届いた。その文意は次の如くである。
富岡先生が折角上京されたと思うと突然帰国された、それに就て自分は大に胸を痛めている、先生は相変らず偏執ておられる。我々は勿論先輩諸氏も決して先生を冷遇するのではないが先生の方で勝手にそう決定て怒っておられる、実に困った者で手の着けようがない。実は自分は梅子嬢を貰いたいと兼ねて思っていたのであるから、井下伯に頼んで梅子嬢だけ滞めて置いて後から交渉して貰う積りでいた、然るに先生の突然の帰国でその計画も画餅になったが残念でならぬ。