Classici giapponesi con furigana
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ふうきはっせきしし
富貴発跡司志
田中 貢太郎
Leggi 富貴発跡司志 (ふうきはっせきしし) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3895 caratteri · 8 schermate
に生れて、その負うところを弁償さしておる」
判官達の詞が終った。発跡司の判官は眉を動かし、目を瞠って嘆声を漏らしながら言った。
「諸君はそれぞれ職を守って、善を賞し、悪を罰して、それが実に至れり尽せりというべきであるが、しかし、天地の運行には数があり、生霊の厄会には期がある、元の国統が漸く衰えてきて、大難が将に作ろうとしている、諸君が善く理めるといっても、これはどうすることもできない」
判官の二三はいっしょに聞いた。
「それはどうしたことだ」
「吾が今度、府君に従うて、天帝の許へ朝した時、聖者達が数年の後に戦乱が起って、巨河の南、長江の北で、人民が三十余万殺戮せられるということを話しあっていたが、この時になっては、自ら善を積み、仁を累ね、忠孝純至の者でないかぎり、とても免れることはできない、まして普通一般の人民では天の佑が寡いから、この塗炭に当ることがどうしてできよう、しかし、これは運数が已に定まっているから、これを逃れることはできないが、諸君はどう思う」
判官達は顔を蹙めて、顔を見合わしたが、
「それは吾々の知ったことじゃない」
「それは判らない」
「吾々はそんなことは知らない」