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Classici giapponesi con furigana

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たいわ

対話

宮本 百合子

Leggi 対話 (たいわ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8561 caratteri · 18 schermate

Aozora Bunko

俺が愉快なのは、建物がひしゃげて灰になったばかりではない。人間共が、得意な意気込みで、これ見よがしに築き上げた文明の精神まで、一緒に焼き払ってくれたことだ。

ミーダ 体も心も赤裸か、楽園を追われたアダムとイブと云いたいが、俺と云う憑きものがあるだけ、あの当時より複雑だ。

カラ ああ私も、久しぶりで堪能した。ちょいちょい小出しに楽しもうと蓄めさせた涙の壺、霊の櫃だけでも彼那になった。

ヴィンダー そろそろ俺達は引とるかな。細々した残りの仕事は、自身手を下す迄もない。

カラ すっかり満足して上気せた私の顔のように赤い、澱んだ太陽が、それでも義務は守って、三遍火の上をかき抜けました。

ミーダ ――引き上げよう。――が。その前に一つすることがある。利己、貪慾、無節制の一袋を、此処ら辺からばら撒くのだ。

ヴィンダー 俺は、当分何も手につかない戦々兢々、なかなか効果は偉大な、絶望、その従弟のもっと可愛い自暴自棄を置土産にする。

カラ それなら私は――執念深い思い出。忘れようとして忘られず、思い起して死んだ者、先った物の為に流す涙、溜息は、男のでもかなり好もしいものです。

(皆去る)