Classici giapponesi con furigana
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
Leggi 将来の日本 (しょうらいのにほん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.399 caratteri · 240 schermate
さればこれらの必要はたちまちわが邦人の資格を一変して純然たる商人・貿易者・職工・資本家・事業者となすべし。いかに靄然たる春風のために化せらるるあたわざる頑石といえども、この切迫なる勢いのために化せらるるべし。いわんやわが邦人のごとき敏捷円活そのもっとも融通変化、境遇に従い、事情に従い、適用の資格に富むをもって世界に評判高きものにおいてをや。
それ吾人が先祖は決して徳川氏封建末路の人民のごとく遅鈍・迂濶にしてしかも怯魂軟腸、深窓の婦女子然たる人にあらず。その活溌有為にしてしかもその大胆行険の気象に富むがごときは吾人がかつ誇りかつ羨むところのものなり。
試みに看よ。かの大友宗麟のごとき、蒲生氏郷のごとき、あるいは伊達政宗のごとき、その使節をローマ府に遣わし、わが緑髪黒眸の人士は、すでに第十六世紀の終りにおいて、かのローマ大帝国の結構壮麗なる旧都において、各国の貴紳と法王の膝下に近接し、その壮厳神聖なる儀式にあずかり、セントピーターの寺院においてその祭壇の傍をば翔するを得たりしにあらずや。ことに伊達政宗が「邪法国を迷わし唱えてやまず。蛮国を征せんと欲していまだ功ならず。