Classici giapponesi con furigana
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
Leggi 将来の日本 (しょうらいのにほん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.399 caratteri · 240 schermate
あに他を顧みるに遑あらんや。徳川氏の天下は元亀・天正の胎内より出で来たりたるものなり。その多事の日において慣例格式たることは無事の日にもまた慣例格式となるものなり。
それかくのごとくわが封建の世界において、隣国を敵とするゆえんのものはなんぞや。その武備社会の本質においてしかせざるべからざる必要存すればなり。なんとなればかの武備の社会なるものはただ隣国を奪わんと欲するかもしくは奪われざらんと欲するの他にその政略なるものあるべからざればなり。しかしてその手段はかくのごとくその場合において攻守の相違を生ずといえどもひっきょうその目的なるものは隣国を敵とするの一点に帰着すべし。ゆえにあるいは長蛇の急坂を下るがごとく進撃することあるも、あるいは猛虎の嵎を負うがごとく退守することあるも、勢いその頼みとすべきはただ自家領内の一天地にあり。しからばすなわち割拠の主義はこれあに武備社会の主義にあらずや。かの徳川氏が鎖国の政略を取りたるも、かの諸侯らが鎖藩の政略を取りたるも、もとよりその本を一にするものにして決して異しむに足らず。はたしてしからばかの封建武士らが「北客よく来たるなにをもってか酬いん。