Classici giapponesi con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
第一先方としても、まだ脂っこいこの自分に真打をとらせてくれる以上は、せめて師匠くらいのところを助けさせなければ看板面花やかに客が呼べないものとおもっているくらいのことは、圓朝といえどもよウく分り過ぎるほど分っていた。
だけにいっそう辛かった。
よろしゅうございます。真打の取りたい一心でこう容易く引き受けてはしまったものの、このごろ何かにつけて自分に当りの烈しい師匠圓生。
果而ウムといってくれるだろうか。
考えると心細かった。
誰がお前なんかにと、剣もホロロに横に首を振られてしまうのじゃなかろうか。
もし振られてしまったら、何としよう。
「…………」
しばらく圓朝はとつおいつした。
どういつまで思いを巡らしていたとても、この心の循環小数はどこへ落ち着こうすべもなかった。いたずらなどうどうめぐりを繰り返しているばかりだった。
「エエ仕方がない、当って砕けろ、ぶつかってみよう、そうして小向かいで膝を抱いて話してみよう。それでいけないッたらまたそのときはそのときのことだ」
万々一、最悪のときは文楽師匠にすがってみてもいいとおもった。
「ねえ皆喜んでおくれ、いよいよお正月の下席から青山久保本で私の真打だ。