Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
ギュッとギューッと力いっぱい抱きしめながら、
「とんでもない、私の……私のほうこそ……小さいときからいろいろ手塩にかけて頂いていて」
もう恥も外聞もなくおろおろおろおろ泣きだしてしまっていた圓朝だった、なるほどいつか文楽師匠のいってくれた通りの師匠と弟子との人生ではあることよなとおもいながら、そうおもってまたひとしお烈しく抱きしめながら。
「……」
黙って首を振った。苦しそうな、とぎれとぎれの声でいった。
「だ、だってお前、お前に煮湯を飲ませた圓太なんかを引き立てて……そのまた圓太に面目ないよ、この私が……私が煮湯を飲まされて……子罰が、弟子罰が当ったんだお前という。ごめん、ほんとうにお前、ごめん……」
「お止し……お止しなさいってば、ねえ師匠。いやだいやだ師匠そんなことおっしゃっちゃ。詫ったりされちゃ私は悲しい。かえって悲しい。師匠師匠、ねえ師匠……昔のやっぱり昔のやかましい師匠にかえっておくんなさい、どうかお願いだ、ねえ師匠お願いなんです」
取りすがったまんまでいる師匠の身体を何べんも揺った、オイオイ声立てて泣きつづけながら。
と見ると師匠も泣いていた。