Classici giapponesi con furigana
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しょうしょうしげもとのはは
少将滋幹の母
谷崎 潤一郎
Leggi 少将滋幹の母 (しょうしょうしげもとのはは) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 83.234 caratteri · 160 schermate
それとも尊卑分脈所載の順序は出鱈目で、世光以下三人の男子は滋幹より前か、同時ぐらいに生れた庶子でゞもあるのだろうか。そう云えば国経は、五十歳も年の違う在原氏を妻にする前には、誰かを妻にしていたのであろうが、その人には子がなかったのであろうか。それらのいろ/\な不審については、今は何事をも明かにする手がゝりがない。なお、滋幹は、尊卑分脈に従五位上左近少将と肩書がしてあって、亮明、正明、忠明と云う三人の男子を儲けたことになっているが、此の子供たちの母も誰であるか分らず、且三人ながら跡が絶えていて、子孫がない。それに滋幹の名は、公卿補任等には全く見えていないので、彼がいつ従五位になり、いつ左近少将になったのかは明かでなく、生年月日や歿年等も知るよしがない。尊卑分脈以外のもので滋幹に関した記事を拾えば、大和物語に、
しげもとの少将に、女、
恋しさに死ぬる命を思ひいでゝ
とふ人あらばなしとこたへよ
少将かへし
骸にだに我きたりてへ露の身の
消えばともにと契りおきてき
と云うのが見え、後撰集巻十一恋三の部に、藤原滋幹として、
宵に女にあひて必ず後にあはんとちかごとをたてさせてあしたに遣しける