Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
今うっすらと、足許の方の明るさが見える。明るさだけではなく、物の形が見えないものかと、博士は目かくしの下で、しきりに目をくしゃくしゃやってみた。
しばらく彼のところを離れて、向こうでなにかやっていた猫女が、このとき博士のそばへもどってきた。
「さあ、こっちへおいで」博士は又歩かされた。ごつごつした岩の上を歩かされた。崖の端までいくらも距っていない。足を踏みはずしてはたいへんだ。
「そこでストップ。さて、これから二三秒の間、息をとめているがいいよ」
猫女が、妙なことをいった。机博士は聞きかえしたかったが、ものがいえない。それで一生けんめいに目かくしの隙間から、何でもいいから見えるものを見たいと努力した。
岩かどが見えた。
(あッ、おれは今、崖の端に立っている!)
机博士は戦慄した。たいへんだ。足を踏みはずせば、崖下に落ちていって、骨をくだいて人生にさよならを告げなくてはならない。あぶない。「助けてくれ」と博士はさけんだが、もちろん声がでるはずもない。
「今になって、じたばたするんじゃないよ。早いところやってしまうからね」
猫女が机博士の方へ近づいた。何をするのかしら。