Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
その非常梯子は、チャンウーの店のすぐそばをとおっており、その間、半間とはなれていない。春木、牛丸の二少年は人眼をさけるために、窓から外へでて、軒蛇腹をつたって非常梯子にとびうつった。それはかなり冒険だったけれど、身の軽い二少年には、大してむずかしい仕事でもなかった。
非常梯子をつたって一階おりると、すぐ眼の下にチャンウーの店の屋根がある。二少年は猿のように身軽にその屋根にとびうつった。屋根はかなりの傾斜だが、身のかるい少年には、天窓のところまで這っていくのは、大してむずかしい仕事でもなかった。天窓には厚い針金入りガラスがはまっている。それは昼間、採光をよくして、陳列品をひき立たせるためである。
ふたりが天窓まで這っていってなかを覗くと、ほの暗い電灯のなかに、珍奇な仏像や、奇怪な大時計や、古めかしい鎧など、さまざまな骨董品が、ところせまきまでにならんでいた。そして、店の一隅に、さっき立花先生がもちこんだ、あの大花瓶もおいてあった。
春木、牛丸の二少年は、息をころして、このあやしくも、風変りな店のなかを覗いていたが、ふいに春木少年がギュッと力強く、牛丸少年の腕をにぎった。