Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
ひょっとするとあのヘリコプターは、小男や猫女を、救いだしにきたのではあるまいか。
そうなのだ。やっぱりそうだったのだ。ヘリコプターはチャンウーの店のうえまでくると、ピタリと虚空に停止して、しきりに地上を偵察している。
と、そのとき、万国堂のドアが破れた。バラバラと表と裏から、警部の一行が乱入する。おそらく少年探偵団の同志たちも、いっしょになってとびこんだことだろう。
だが、警部たちがとびこんだのとほとんど同時に、万国堂の天窓がガチャンとこわれた。そして、そこからモゾモゾ屋根へはいあがってきた人物をみたとき、春木少年は胆っ玉がでんぐりかえるほど驚いたのである。
ああ、なんということだ。天窓の下から這いだしてきたのは、横綱のような大男ではないか。裾のひきずるような中国服を着て、頭には花笠のような冠をかぶっている。その冠のふちには、三重のヴェールが垂れていた。
「あっ、四馬剣尺!」春木少年は、心の中で思わずさけぶと、くらい窓のすみでふるえあがった。
春木少年はいままで一度も、四馬頭目にあったことはない。しかし、異様なその風態は、牛丸平太郎からなんども聞かされていた。