Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
失い、正気がついて見ると、二人とも柱にしばられ、猿轡をはめられていたばかりでなく、女優の死骸がどこかへ運び去られたというのであります。
「どんな風采の人間だったか分からぬかね?」
と、小田刑事は、怒っても仕様がないと思ったのか、比較的やさしい声で、そのうちの一人に尋ねました。
「顔を包んで、黒い装束をしておりましたから、さっぱり分かりませんでした」
俊夫君は、畳のあげられてある板の上を熱心に捜索しはじめましたが、別に手掛かりになるものは落ちておりませんでした。
「Pのおじさん。川上糸子はどんな服装をしておりましたか」
「洋装で、毛皮の外套を着ていたよ」
「川上糸子だというたしかな証拠がありましたか」
「そりゃ、もう一目ですぐ分かった」
他の二人の刑事も、彼らの前に横たわっていたのは、たしかに川上糸子に違いないと言葉を添えた。
「それではこのお二人に、川上糸子の昨夜からの行動を探ってもらってくださいませんか」
小田刑事は、二人の刑事に意を含めて立ちさらせました。
「俊夫君、一体この事件をどう思う?」
やがて私たち三人になると、小田刑事は、こう尋ねました。
「どう思うって、まだ何とも分かりませんよ。