Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
捜査したのですが、彼の行方はとんと不明でありました。
すると、お豊殺害の日から十二日を経た一昨日の朝、行方を晦ましていた信次郎が、飄然として帰ってきたのであります。彼は四十前後の人相の悪い男です。巡査は直ちに彼を引っ張っていきましたが、彼は驚いて何事も知らぬと弁解しました。
しかし、手拭いを見せると、たしかに自分のものだが、いつ落としたか知らないと申しましたので、巡査が事情を告げると、彼は凶行の行われた日の夕方、千葉の旧主人の病気を見舞いに行ったが、案外重かったので家人に留められるままに滞在した旨を語りました。
そこで、昨日、警察の手によって、彼の滞在した先を取り調べると、果たして彼の言葉どおりで、凶行の夜には彼がこの村にいなかったことが分かりました。
さあ、そこで事件は迷宮に入ってしまったのです。死骸は焼かれてしまったし、留吉の家には何の証拠があるでなし、なんともはや手のつけようがないので、とうとう警視庁から小田刑事が出張したのですが、小田さんも事情を聞いて、とても自分の手では解決がむずかしいと思われたので、俊夫君に依頼しようとしたところへ、私たち二人が行き会ったというわけなのです。