Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
「あッ、富ちゃん、お前生きていたのか?」
こう叫んでおふささんが駆け寄ろうとしますと、二人の刑事はそれを遮りました。富三はさすがに恥ずかしいと見えて、首を垂れ、眼をつむっておりました。
富三の白状したところによりますと、富三と栄吉とは大正十二年八月三十日に各々家の金を五十円ずつ持って東京さして出かけましたが、腹の悪い富三は栄吉の五十円を奪う目的で、甘言をもって、めったに人の行かぬ山奥へ栄吉を誘い込み、大胆にも栄吉を絞殺して、金を奪い、顔の皮膚を傷つけて誰だかわからぬようにし、自分の服装と栄吉のとを交換し、自分が殺されたように見せかけて東京へ来たのであります。
それから彼は二日後の大震災も無事で過ごしましたが、その後悪い仲間に誘われて、本職の泥棒になってしまったのです。
ところが先日、山奥から死骸が掘りだされ、俊夫君が肉付けをするということが新聞に出たので、自分の罪がばれると大変だと思って、頭蓋骨を盗みにきたのですが、俊夫君にだまされて偽物をつかんだので、少なからず心配しておりますと、今日の新聞に肉付けの結果が富三だと出たので、大いに安心して見にきたところを、ついに捕らえられてしまったのです。