Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate

Aozora Bunko

「なんだろう」

一同はフハンのあとについていった、フハンは、ちくちくとおいしげる木立のなかに突進したが、なにを思うたか、一本のぶなの木の下に立ちどまって、高く声をあげた。一同はぶなの木を見ると、その幹の皮をはぎとったところに、なにやら文字がきざみつけてあった。

S. Y.

1807

一同がそれを読んでるうちに、フハンはふたたび疾風のごとく岩壁をかけのぼって、とうとうすがたが見えなくなった。

とやがて、ただならぬフハンのほゆる声がおこった。

「ゆこう、なにかあるんだろう」

富士男がまっさきに走った。

「気をつけろよ、短銃をポケットから出しておくれ」

一同は岩壁をまわってゆくと、ドノバンはそこで一個のすきを拾った。

「やあ、ふしぎだなあ」

あたりを見まわすと、そのへんに耕作のあとがある、いもは野生に変じて、一面に地の上をはうている。

「野菜をつくって生きていたのだ」

こう思うまもなく、フハンはまたしても二つ三つさけび声をあげた。一同はフハンのあとについてゆくと、荊棘路をふさぎ、野草が一面においしげて、なにものも見ることができない。富士男は草をはらいはらいして、なかをのぞいてみると、そこにうす暗い洞穴の入り口を見た。