Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
これらの樹木のなかにその枝あたかもかさのごとく四方にひろがり、ていていとしてひいでたる樹を発見した。その枝には長さ四、五寸の円すい形の実がぶらりぶらりたれてある。ぼくはゴルドンのように植物学にくわしくないが、これは博物館で見たことのあるストーンパインであるとわかった。ストーンパインの実のなかには楕円形のかたい実があって生のまま食うとかんばしい、またこれから油をとることもできる。
樹間にはだちょう、のうさぎの類がいかにも愉快げに遊んでいる、二頭のラマが木蔭に休んでるのも見た。
十一時ごろから川の行く手に一道のうっすりとした青い色が、しだいしだいに地平線上にあらわれた、それは海であった。
この湾はサクラ湾とはまったくおもむきを異にし、サクラ湾のように一帯の砂地ではなく、無数の奇岩怪石があるいは巨人のごとくあるいはびょうぶのごとくそこここに屹立している、しかもこの岩と岩のあいだには冬ごもりに適当な洞穴がいくつもいくつもあった、もしぼくらが最初にここに漂着したなら、このところを住まいとなしたであろう。
ぼくはこんなことを考えながら望遠鏡をとって東のほうを熱心にながめた、双眸のふるかぎりはただ茫々寂々たる無辺の大洋である。