Classici giapponesi con furigana
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こうげいのみち
工芸の道
柳 宗悦
Leggi 工芸の道 (こうげいのみち) di 柳 宗悦 (やなぎむねよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.103 caratteri · 336 schermate
だが工藝美という概念に対して、「稀」とか、「珍」とか、「在銘」とかいうことを条件にするなら、見方は本当ではない。否、見方に自信がないが故に、それらのものによって自信を製造しようとするのである。だがこれに反し器の美を直観し得るものは、いかに厚く「多」と「廉」と「無銘」との世界に情愛を覚えるであろう。この一個もかかる世界を記念する作である。
色絵において、あの古伊万里や古九谷により、日本もよき歴史を誇ることができる。だがすべての泉は支那に発し、支那を越ゆることは到底できぬ。恐らく今後もあり得ないと思われるほど、支那は色絵において巨大である。その磁器に至っては明代を以て絶頂とする。その五彩の色調、完全なる筆の統御と相俟って、絢爛であり、強健であり、鋭利である。就中官窯の品を去って民器に転ずる時、美はいよいよ自由に大胆に創造せられた。清朝に移るに至って、官窯は無益なる技巧への労力のために、全く生命を失ったが、独り前代の命脈を伝えたのは、民窯であった。この一個はそれを私たちに実証してくれる。
今日までの工藝史の趨勢を見れば、多く語られ高く位し厚く讃えられるのは、むしろ官器であって民器ではない。