Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こうげいのみち

工芸の道

柳 宗悦

Leggi 工芸の道 (こうげいのみち) di 柳 宗悦 (やなぎむねよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.103 caratteri · 336 schermate

Aozora Bunko

用品でないことがすべての原因である。繊弱とか、華美とか、細密とか、かかる性質は用に堪えない故に、美にも遠い。彼らは工藝というよりもむしろ美術に近い。用を二にして美を追うからである。だが工藝においては用を見棄てることは美を見棄てることに過ぎない。奉仕せぬ着飾る器は、工藝において罪と呼ばれねばならぬ。奢侈を道徳において罪に数えるのと同じである。器の美の極致であるとさえ考えられるあの初代の茶器は、元来は全く実用のために作られたものに過ぎない。

(二) 用がもし工藝の美の泉であるなら、最も用に働くものは、最も美に近づいてくる。それなら中でも、日常の用器に美がなおも冴えるであろう。不思議であるが工藝の最も純な美は、かえって普通の用器に表現される。かつてかかる品に醜い不健康なものがあったであろうか。勝手道具と呼ばれるもの、下使いとされるもの、自然が彼らに美を与えなかったことがあろうか。今日はなはだしい市価を呼ぶあの磁州の陶器や、龍泉の青磁は、元来かかるものであったではないか。日本で珍重される赤絵の「魁」、「福の字」、「玉取獅子」は、当時支那から輸入せられた安ものの貿易品に過ぎない。