Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
さこんのいかり
左近の怒り
Leggi 左近の怒り (さこんのいかり) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 47.454 caratteri · 95 schermate
彼はウロンげに目を光らせて、
「葉子の話とは食いちがうようだが、その女こそ敵の親分的存在かも知れないね。葉子が女に連れ去られるについてはボクが時間におくれる必要があるだろう。マスターの奴、七時四十五分までボクに留守番させたのは女の方とレンラクがあってのことにきまってる。銀座のキャバレーなんてのは白雲荘的な伏魔殿と密接なレンラクがあるのが当然なんだ。ボクだって仲間にたのまれて、それに似たことは、やりつけてるんだよ。第一、左近クンの話の様子では昨夜の女が白雲荘へ行けるはずはないじゃないか。白雲荘の女主人なんて大ウソだ。あるいは女主人かも知れないが、彼女が女主人なら、昨夜白雲荘のアルジを自称した連中とグルでなければ話が合わないよ。女の顔をボクが見れば化けの皮をはいでやることができるかも知れないが、しかしだね、ウチのマスターをうごかすことができるような組織だと、とてもボクくらいじゃ歯がたたない相手らしいね。そしてタクラミの根が意外に深く大きいらしいよ。左近クンに金庫を爆破させて盗み取ろうとした物はよほど重大な何物かだね。タコスケがあんな慌てて駈けこまなければ千葉ウジが相当に具体的な何かを左近クンにもらしたかも知れないが、事情が事情だからタコスケを咎めるわけにもいかないがね」