Classici giapponesi con furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Leggi 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) di 高村 光雲 (たかむらこううん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3273 caratteri · 7 schermate
この時こそ、楠公一代において重き使命を負い、かつまた、最も快心の時であり、奉公至誠の志天を貫くばかりの意気でありましたから、この図を採ったわけでありますが、これらの事は岡倉校長初め、諸先生のひたすら頭を悩まされた結果でありました。
さて、いよいよ彫刻に取り掛かるというまでには、なかなか時日を要し、また多人数の考案を経て来たものであって、決して一人や二人の考えから決まったものではないのであります。すなわち大勢の先生方がそれぞれ受持を分けて研究調査されたのであった。
まず歴史家として有名な黒川真頼先生が楠正成という歴史上の人物について考証された(今泉雄作先生も加わっていました)。それから服装のことは歴史画家で故実に詳しい川崎千虎先生が調べました。先生はこの調査のためにわざわざ河内国へ出張し、観心寺および信貴山、金剛寺その他楠公に関係ある所へ行って甲冑を調べたのです。また加納夏雄先生と今村長賀先生とは太刀のことを調べました。
川崎千虎先生は河内へ行っていろいろと楠公の遺物について調べましたが、結果はどうもハッキリ分らないということであった。何故、楠公の遺品などが世に存在していないかと申すと、楠氏滅亡の後は子孫に至るまで世を憚る場合が多かったので、楠氏伝来の品などは隠蔽したというような訳で、それではっきり分らない