Classici giapponesi con furigana
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へいぼん
平凡・私は懐疑派だ
二葉亭 四迷
Leggi 平凡・私は懐疑派だ (へいぼん) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 81.548 caratteri · 161 schermate
一寸好い家ですね。」
「あら、そう」、と雪江さんがいう。心持首を傾げて、「何時頃?」
「そうさなあ……四時ごろでしたか。」
「じゃ、私の行ってた時だわねえ。」
「ええ」、と私は何だか極りが悪くなって俯向いて了う。
此話が発展したら、如何な面白い話になるのだか分らんのだけれど、其様な時に限って生憎と、茶の間辺で伯母さんの奥さんの意地悪が私を呼ぶ、
「古屋さん! 早くランプを……何を愚図々々してるンだろうねえ。」
残惜しいけれど、仕方がない。其切りで私は雪江さんの部屋を出て了う。
三十四
一番楽しみなのは日曜だ。それも天気だと、朝から客が立込んで私は目が眩る程忙しいし、雪江さんもお友達が遊びに来たり、お友達の処へ遊びに行ったりして、私の事なんぞ忘れているから、天気は糞だ。雨降りに限る。就中伯父さんの先生は何か余儀ない用事があって朝から留守、雪江さんは一日家、という雨降の日が一番好い。
其様な日には雪江さんは屹度思切て朝寝坊をして、私なんぞは徐々昼飯が恋しくなる時分に、漸う起きて来る。顔を洗って、御飯を喰べて、其から長いこと掛って髪を結う。結い了う頃は最う午砲だけれど、お昼はお腹が満くて食べられない。